SHINSEN?

最近サランラップのCMを見るたび不思議に思っていたこと。

3つの CM

旭化成ライフ&リビング株式会社
SHINSEN!「サランラップ」CMギャラリー

CMの動画は上記のサイトで見られるけどざっと内容を紹介すると「大自然の中にぽつんと立ったオダギリジョーさんがサランラップに包まれていた物を食べる」というだけの内容。今のところ3つのバージョンがある。画はとてもシンプルなものだけど、その「大自然」というのがだだっ広い荒野だったり、炎天下の砂浜だったり、寒々しい雪原だったりするので、そこで瑞々しい食べ物を食べて「SHINSEN!」と映すだけで「ああ、過酷な環境でも新鮮さが保てるってことだなあ」と言いたいことはとてもよくわかる。わかるのだけど、どうも雪原篇だけ浮いて見える。

雪原篇

荒野篇と砂浜篇は「暑い中で瑞々しい食べ物を食べる」という設定なのに対して雪原篇だけが「寒い中で温かいものを食べる」という設定になっているんだよね。サランラップが乾燥を防ぐのはわかるけど、温かさを保つのは無理なんじゃないだろうか……と見かけるたびに謎に思っていた。サイトに説明でもあるかなあとのぞいてみたら、「CMギャラリー」の「よくあるご質問」で解説を発見した。*1

Q: なにを伝えたいCMなのですか?
A: 荒野篇と砂浜篇は、「サランラップ」で食品を包むと、そのフィルム性能であるバリアー性(水分を逃がしにくい、酸素を通しにくい、など)と密着性により、食品の鮮度を保ちおいしく食べられることを伝えるCMです。雪原篇は、「サランラップ」で食品を包むと、そのフィルム性能により食品の鮮度を保つので、電子レンジであたため直しをするとできたてのおいしさがよみがえる、ということを伝えるCMです。

電子レンジだと……!予想外の結末。あの雪原のどこに電子レンジが。画面のすぐ外が実は自宅なのか。オダギリさん、わざわざあんな重装備なんだぞ、めっちゃ寒そうなんだぞ、たしかにできたてのごとくおいしそうなスープだけどあの重装備だぞ!


と言うわけでCMの意図するところは理解できたけど、雪原篇への違和感は改善されなかった。というか、やっぱりちょっと無理してないか。

*1:文中の強調は私が指定しています。