キスキスキス!

ひとまず謝る!「あけましておめでとう」の挨拶も交わさず「キンキちゃんがキスしまくってた」とまくし立てられた私の周りの人々一同。正直すまんかった。


みんなあたたかく話を聞いてくれたけれども、今になってみればとても恥ずかしいのと同時に、すごくばかばかしいとわかってはいるんだけど「私が言いたかったのはそれではないんだ!」ってめちゃくちゃもどかしいのだ。


伝えたかったのはたぶん「ふたりがキスをしたこと」じゃなく「ふたりが何度もなんどもキスしたくなるような、愛情あふれる空気があそこにあったこと」なんだよね。光ちゃんが繰り返し言ってたけど、あのときは「空気がおかし」かった。そんで、これもやっぱり光ちゃんが言ってたけど、そのおかしさはまちがいなく「いい意味」だったんだよ。


ふたりがおかしくなっちゃってたとして、例えば「素面じゃムリだけど、酔いにまかせた今なら!」みたいな状態だったとしても……いや、だからこそっていうのかなあ、うれしかったのだ。だって、KinKi Kidsってお互いへの感情になるとことさら表現がぎくしゃくしちゃって、いつまでも初々しいのが微笑ましくもあるんだけど、ときどきあの頑ななまでの自制がもどかしい! のが醍醐味のふたりでしょ……醍醐味? まあいいや、そんなふたりがテンションあがりすぎて、楽しいからはしゃげ! 大好きだからじゃれろ! もうどうにでもなれ! ってなっちゃうような空間があそこにできたんだもの。それが、すっごく幸せでうれしいよ。


なんて思いがうずまいてどうしようもない動悸と息切れと救心と冷静と情熱のあいだで堂々と語るにはまだまだ修行が足りず、素面じゃ言えないけど正体なくすほど酒を浴びる覚悟もない私は、思いの丈をふたりのちゅーに託してしまったのだった。こんな時のために日記があるんだ。そうだろ?

うーんだめだダメージがでかすぎる。いや、もちろんいい意味で。