香川うどん旅行記
4月5日の土曜日に香川へうどんを食べに行ってきました。地上波放送があったにもかかわらず『UDON』は見ていないのですが、世の中はあれで触発されたのかもしれず、有名な製麺所はどこも長蛇の列でした。みんなすごいな。写真をいっぱい撮ったのでちょっとした旅行記など書いておく。
うどん巡り
車で広島から香川へ。
瀬戸大橋を渡る。車中から必至こいて撮るも橋らしい角度は収められず。そのまま香川入り。
道中の温泉旅館に「足湯無料」の文字を見つけて立ち寄る。ついでに旅館でトイレを借りておみやげ屋さんで「うどん煎餅」と「ガーリックハーブおかき」を買う。トイレをすませて意気揚々と足湯に足をつけたら熱湯我慢風呂状態で我慢が出来ないままに退散。一瞬でも十分に足がほかほかになった。足湯の傍らには鯉のぼりがふわふわ泳いでいた。ここ以外でもちらほらみた。1ヶ月も前からあげるものなんだね。
10時50分、開店10分前にお店に到着。なんということだ……すでに長蛇の列。後ろに並んでいた人は静岡から来たらしい。すごいとしか言えない。
1時間後、ようやく店内に到着。戦場。払うお金は手に用意して素早く注文する。「大」か「小」かと「卵の有無」だけ伝えればいい。
きた。「卵の小」150円。葱と生醤油をお好みでさらっとかけていただきます。醤油はほんとに少量でいい。釜上げは初めてだったけど、うん、おいしい! 釜から上げたてのあったかい麺にお醤油と卵の黄身がからんで、シンプルなおいしさの極み。卵の甘みも良いけど、次食べるなら、無しも食べてみたいな、と思った。
1時間待って、店内にいた時間は5分程度。製麺所系のお店を3軒まわるもすべて長蛇の列。次々まわるよりおとなしく2軒目で並ぶべきだったという反省会。なにしろ、これらの店は13〜14時頃で閉まるランチタイム営業が多い。結局、製麺所系は諦めて普通のうどんやさんへ。今度は「かけ」でいただいた。
出汁がきいてておいしい。でもやっぱり釜あげをもう1杯は食べたかったぜ。
コーヒータイム
道端に小洒落たカフェを発見。コーヒーでも飲もうと入ってみる。『劇的!ビフォーアフター』に出演した建築家さんのデザインらしい。ティータイムのケーキセットを注文。プレートがでかくてびびる。
というかカプチーノのうつわもやたらでかい。おなかいっぱいになった。ベリーソースが効いていた。奥のピンク色したシフォンの方がきめが細かくてもちもち。ケーキにアイスが付いていると、口が甘さに負けなくてよい。
未完成のようだけどサイトを見つけたので貼っておく。
気になったものたち
職人から達人へ
とかいてある。学校で達人になれるのか……というより素人から職人になる段階はないのか。
世は桜満開。お花見をしている人もたくさん。桜、いいなあ。しだれ桜がまたすばらしい。いつまででも見ていられそうな花だ。
瀬戸大橋タワー
瀬戸大橋の足下に「瀬戸大橋タワー」というのがある。ものすごくさびれている。まぶしいほどに寂れている。タワーのチケット売り場は閉鎖され、すぐ側のおみやげ屋さんがチケット売り場を兼ねている。数年前まで700円だった入場料は800円に値上げされている。チケットには瀬戸大橋が出来た当初らしき人で賑わうタワー周囲の写真が印刷されている。どれをとっても、かなしさが溢れる。タワー横の、たぶんカフェか何かだったらしいログハウスはぼろぼろで、もちろん運営されておらず、寂れた感を煽るためだけに存在しているようにしか見えない。写真撮ればよかった。
乗り場への階段をのぼる。「海岸通り」……響きだけはとても爽やなんだけど。どこにあったのか、今もあるのか、時間がなくて未確認。
乗り場前の待合室。懐かしいストーブだね。なぜか、スキー場に来たような気持ちになった。右に見切れている「真実の口」。なぜだ、なぜお前がこんなところにいる。ゲーム機だった、ような気がする。
チケットを買ったときにはちょうど上にのぼっていたドーナツ部分がが降りてきた。チケットをおじさんに渡して乗り込む。
乗ったどー! 内部では瀬戸大橋周辺の景観なんぞを案内してくれるお姉さんの声が再生される。ドーナツ状に座席が並んでいる。100人くらい乗れるらしい。私が乗ったときの乗客数、2人。大丈夫なんですか、1600円で108メートル上昇してて、この機械はほんとうに大丈夫なんですか!
あがっていく。ぐうるりぐうるりまわりながら上がっていく。下の公園の桜も満開です。これ以降の写真はどうも紗がかかっています。それは春霞でもなければ、ソフトフォーカスでもなく、単にタワーの窓がすごく白味がかっていて、なんというかどう頑張ってもホワイト20%みたいな状態だった所為です。
おお、橋を見下ろすとこまでのぼってきたよ。頂上まで到達するとそのまま3回転程してくれる。これは四国から本州に伸びる方向。
逆の四国側。
造船所が見える。でっかいタンカーなんかが泊まっていた。
少し日が傾いた頃で、海がまぶしかった。
降り始めには結構がこっと揺れる。下を見やると、車が1台。
10分程度の空中散歩が終了。さんざんかなしいとかいっておいてなんだけど、楽しかったよ。あの寂しさ含めて嫌いじゃない。でも、せっかくよい景色が見られるのに動かなくなっちゃうのは本当に寂しいので、どうにか復興できたらいいのになあ、と思う。瀬戸大橋を渡る際には、みなさまもぜひ1度瀬戸大橋タワーにどうぞ。