『堂本兄弟』 #生田斗真
今日の兄弟を見て「キンキキッズだけが楽しい」という状況のすばらしさを、全国のファンが痛感したんだろうと思った。
正直「もてへーん」てそんな面白くなかったような気がするんだけど気のせいか。言うたら「今のちょっとおもしろかったな」くらいの感じじゃないか。なぜつよしはあそこまで大絶賛していたのか、凡人には理解不能だ。喜びすぎの無邪気な笑顔がまぶしい。
斗真はとてもかわいかった。ちっちゃいときの映像なんて豆みたいだった。ダンスも覚えてくれてるし、いい後輩だった。最後のステージも堂々としていてよかった。今日みたいな「ベストヒットタカミー」は、音楽バラエティらしくていいなあと思った。ゲストが歌う意味が出てくるというか。ゲストとしても音楽バラエティとしても、斗真は申し分ない働きをしたと思う。ただ、一言声をかけるならば……ごめんね、こんな先輩で。
それにしても、自分たちのはぐだぐだだったくせにスマのダンスをはりきって踊りだしたふたりに、唐突に緊急コンのMCへ迷い込んだ錯覚を起こして泣きそうになった。だれか嘘だといって。こんなにもコンサートが恋しいのは初めてで、最近の私は戸惑ってばかりです。ふたりで楽しそうに踊ってる姿がかわいすぎるのが悪い。
最近『ターミネーター』のCMをちょくちょく目にするんだけど、そのたびにあの音楽はまちがっても「ででで〜」という音質ではないよな、と思う。ほんとうはもっとやわらかい「ふぁふぁふぁ〜」という感じの音なんだよ。そのあとが「ででっでっででっ」になるならわかる。でも私はあの音楽を表現するときに「ででで〜」といわずにはいられない妖精たちの魔法にかけられてしまった。エネゴリくんのように自分を恥じるべきだと思う。
番組が終わってから一度もリピートしていない脳みそにすら鮮明に焼きついている「ででで〜」は、誰がどう見ても引っ張りすぎなわけで。そもそも唐突過ぎるわけで。
ふたりのあいだではやっている
という事実を自慢するためだけにあの場は提供されていたんだろうか。お坊ちゃま君ネタといい、あのひとたちはお互いにさえ面白さが伝われば万事OKと思っている節がある。節というかどっからどう見てもそうとしか思えない。残念すぎる。
ここおれのばしょ!
と言って駆けてきた光ちゃんがあの勢いでつよしのひざの上に座っていれば、はらたいらにかけた3000点がぜんぶキンキのものになっていたと思った。大丈夫、今の君たちならできるさ。斗真も笑顔で見守ってくれるよ。見慣れているだろう?