さよならロマンス

策士、ペテン師、小悪魔、悪魔。彼を評する言葉はあまた浮かべど、どれも不十分な気がする。


久々のふたりラジオ、たった6度。その期間すべてを『ジェットコースターロマンス』で埋め尽くし、文字通りジェットコースターみたいな混乱と興奮でファンを翻弄した2週間はとうに終わり。ひとりになったとたん、はしゃいだ声を独り言の域にまでトーンダウンし、ほほえましく思った数分も今は昔。


堂本剛氏が、きっと誰も予想しなかった『ジェットコースターロマンス』をかけた瞬間、私は開口一番「いい加減にしろ、この、むっつりすけべ!」と叫んだ。


あれを流すとき確実に思い出していたものがあるはずで、ふたりの余韻を楽しみながら言ったのか、紹介しすぎてついつい口が滑ったのかなんだか知らないが、はしゃぎもせずそんなことを口にするなんてむっつりすけべ以外のなんだと言えよう。ファンはキンキのおもちゃにされている。そしてそれ以上にキンキはお互いをおもちゃにしている。いいさ、好きなだけ遊んだら!


さて、いやがおうにも高まる緊張感の中、昨日のラジオで流れた音楽は『愛されるより愛したい』。

走り出したらとまらないよ

愛されるよりも 愛したい真剣で

ラジオの音楽は、いつから自分の状態を告白するコーナーになったんですか。


堂本剛氏が心配だ。自分の脳も心配だ。
走り出したのは向こうか、こっちか。たぶん両方だろうな。