できるうちに妖で妄想

妖~あやかし~(初回限定盤)(DVD付)

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残念すぎるアマゾンのジャケ代用画像はあえて見ないふりをしつつ、堂本光一氏の新曲タイトルを見た瞬間、まさに雷に打たれたような衝撃を受けて、それがまぎれも無く喜びの意味だったことをいまさらのように思い返してみる日曜の夜。


正直、公式発表されたジャケット写真を見た瞬間にその歓喜は多少の疑惑に変わってしまったことを否めないのだけれど、それでもまだまだ私は期待を捨てきれず、明日がその新曲OAの解禁日となっては、いまのうちにあらん限りの妄想を披露しておかなければこの先その自由は永遠に失われてしまうのだから、もったいない……! と言う次第で、誰の、何の足しにもならない妄想をここに書き記すことにする。


まずどうしてあのジャケット写真に私が多少の疑念を抱いたかというと、『妖』というタイトルを見た瞬間に私の脳裏を駆け巡ったありとあらゆる妄想リストの中に、あの現代っぽさはかけらほども存在しなかったからなのだけど。もっといえば、まず「なぜ、コスプレライクな格好をしていない……!」と思った。堂本光一、妖、と来て即座に「常人の着こなせない和装」を期待したのは私だけか! と目を疑った。あれはあれで猫目度が高めの美人な映りではあったのだけれども、タイトルからファンの期待した画は「あれ」ではないだろう! ファンというか私の期待であって、限りなくアニメや漫画の世界観が好きな人種の言ってることなので、そうでない人たちのことはわからない。ただ「妖(妖怪)」という単語はオタク的な趣味嗜好と親和性が高いと思うんだ……きっと。


で、さかのぼって『妖〜あやかし〜』というタイトルが発表されたとき、私はもう歓喜に打ち震えた。端的に言えばオタクの血が騒いだ。まっさきに頭に浮かんだのは、アニメ『怪〜ayakashi〜』であり、

そのつながりで『モノノ怪』だった。
モノノ怪 1 (ヤングガンガンコミックス)

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極彩色! 和! 着物! 化猫! にゃおーん! 落ち着け。とにかくああいうものを想像した。ついでに期待した。特に『怪〜ayakashi〜』なんてタイトル『妖〜あやかし〜』から連想するなというほうが無理な話で、ふたつあわせて「妖怪」になるあたり、もうそっちの世界から帰ってこれなくなること必至。とんでもない和装、コスプレまがいの和装をくれ、今すぐに! と見る前から禁断症状が出る勢いだった。


今となってはタイトルからして「もろ」な『あやかしあやし』も、

天保異聞 妖奇士 一 (通常版) [DVD]

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妖怪ぞろぞろ『百鬼夜行抄』も、
百鬼夜行抄 1 (ソノラマコミック文庫)

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同じく妖怪ぞろぞろ(ほのぼの)『夏目友人帳』も、
夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS)

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別の意味で妖怪ぞろぞろ「百鬼夜行シリーズ」も、
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

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憑き物落としと来たらこの際『陰陽師』とかも……
陰陽師 (1) (Jets comics)

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と欲望願望尽きないわけだが、まあともかくも、どれを取ろうが、とにかくガチで「妖怪」の意味であって欲しいと期待しているわけであって、

僕を翻弄する
きみは妖みたいだね

みたいな内容ではないことを、切に祈っています。
オタクの魂百まで!