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昨日無事フラゲって、帰宅するなりコンポの前に陣取って、1時間微動だにせず「10+1」を聞いた。しっかり聞いた。ファンの好きなKinKi Kidsは必ずしも私の選んだ順番ではなく、でも私の好きなKinKi Kidsだった。11曲目だけが新作のはずなのに、ぜんぶ始めて聞く歌みたいに思った。いつもPCのスピーカや安っちいイヤホンで聞いているくせに突然コンポの良いスピーカ音なんかで聞いたせいもあるだろうし、いつもみたいに口ずさみもせず、静かな部屋でただひたすら目をつぶって聞いていたせいでもあるかもしれない。

アルバムをAから1枚ずつそれぞれに聞くときは、ふたりの声が、歌が、どんな風に変化してきたか、成長してきたか、いつも目を見張るのに、この「10+1」を聞いたらそんなことは全然わからなくて、KinKi Kidsは最初から完成していたんだな、と感じた。それは年月や技術じゃなくて、ただふたりがふたりだということで、そのくせ最初から完成しているくせに、やっぱり今と昔は違っていて、今の方がずっとずっと好きだ。いまのふたりであってくれて、ありがとう。

39(初回限定盤)(DVD付)

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