価値の在り処とか

携帯電話の機種変に迷って、どんな好みのデザインも自分が最低限求める機能性の前では無力だなあと思ったわけだ。少しの機能性を犠牲にしながらデザインを優先することはあるけれど、まさか、ふつうのハサミが欲しいのに切口がギザギザで妥協するってことはない。それでも手に入れたいなら、それは道具のハサミじゃなくてコレクション・インテリアのハサミで、それってもう別のものだといってもいいんだと思う。機能を満たさないデザインはときに無力だけど、そこまでさせたらデザインの勝ちって気もするね。