『ガリレオ』

香取くんの酷薄そうな笑みは最高だな。あれはいいものだ。


天才対天才! という設定にもっともえる(燃えも萌えも!)かと思ったけど、そうでもなかったのは、人間離れしすぎてるのがいかんのだろうなあ。あれはあれで好きなんだけど、福山雅治というひとはズレがなさ過ぎて、悪く言うと「おきれい」すぎて物足りないところがある。私の想像力が欠如している所為か。シーンとしては「私なら痣も残さない」ってところはすごく好きなんだけど、本音は、もっとひんやりした感じで聞きたかったなあとか思ったりもして。だから、最後にブローチを捨てたところは良かったな。表情は殆ど変わらないけど、変わらないからこそ態度で透けて見えるのが良い。ああいうのを、プラスの面でもマイナスの面でも、もっと出して欲しい。


最初は月9だからって推理ものにむりやり恋愛からめなくてもいいのに! むしろ柴咲コウちゃんのポジションは情に厚くて、福山氏のペースを乱す男とかでいいのに! と思っていたけど、あのほんのりな感じは結構かわいいので、このままほんのり進めば良いなあと思ってきた。


あと、香取くんの役は天才っつうかお勉強の出来る天然ボケかよ! とかそういうトリック方面のことは流すのが吉といつでも決まっています。大ざっぱに楽しめればよい。はっはっは。